1.はじめに
こんにちは、猪狩です。かなり久々の更新となってしまいました。社会人になったり、デュエマにはまったりで8世代はポケモンをほぼしていませんでしたが、9世代から復帰しました。9世代である程度納得のいく構築を初めて組めた&キタカミプロローグ当日は予定が入っていて、上位を狙えるほど試合を消化できるか怪しいので公開しようと思います。
2.構築経緯
キタカミプロローグのルールが発表され、使用可能ポケモン一覧を見たとき、大きく下記2点を感じました。
①電磁波の通りが良い
地面タイプで使用率が高そうなのは、暁ガチグマとガブリアス。電気タイプはあまり数値の高いポケモンはいません。
②飛行技の通りが良い
オーガポンやヤバソチャはもちろん、使用率が高そうなポケモンに飛行技が等倍以上で通るポケモンが多いです。最終的に飛行技を一貫させて勝ちというように、高速高火力命中安定の飛行技を打てるポケモンがいると明らかにゲームメイクしやすくなります。
①から電磁波+悪戯心を探したところ、オーロンゲ、バルビート、イルミーゼがヒットしました。数値の高さ、ドラゴンの一貫を切れるオーロンゲを採用しました。
②から飛行テラスギャラドス、ムクホークが候補に上がりました。テラスを切らないと飛行技を打てないのはネックですが、それ以上に耐性の優秀さ、数値の高さを評価してギャラドスを採用。
次に通りの良い高火力特殊全体技を使え、数値の高い暁ガチグマをピックしました。ある程度素早さに努力値を振ることで、高速帯(イッカネズミ・オーガポン)を電磁波込みで抜くことが出来る点もGood。
トップメタであるイッカネズミ+コノヨザルを意識して、ゴツメ草オーガポンを採用。
後発から投げて対面性能の高いフィニッシャーとなる襷適応力イダイトウ(オス)を採用。
最後の6枠目は悩みましたが、以下を満たしたポケモンが良いです。
(ジャラランガ単体はなんとかなるが、隣も積まれると厳しい)
・格闘打点があって、ドドゲザンに強い
・出来れば特殊アタッカー
ひとまずシンプルにパワーの高そうなジャラランガを採用してみることに。
これで6匹が決定。
3.個別解説
オーロンゲ
性格:しんちょう
実数値:202-140-103-×-121-80
努力値:252-0-140-0-116-0
特性:いたずらごころ
持ち物:ひかりのねんど
テラスタイプ:はがね
調整意図:D方面に厚め
技構成:ソウルクラッシュ/電磁波/リフレクター/光の壁
最初はこうかくレンズを持たせて、じゃれつく/不意打ち/電磁波/捨て台詞といった構成で使っていました。しかし、なんだかんだ壁を張ったほうがリターンが大きい場面が多いこと、捨て台詞が弱い(悪タイプに通らない、勝ち気負けん気あと投げが裏目になる)ことから上記の構成としました。
テラスタイプは、毒打点(マシマシラ等)や鋼打点(ドドゲザンのアイアンヘッドやジャラランガのラスターカノン等)を意識し鋼テラスとしました。
オーロンゲは本当に出来ることが多いので、持ち物と技構成は改善の余地ありと思います。
プレイに関して壁を張るよりも、電磁波を優先した方が良い場面が結構あります。↓
・電磁波の麻痺の期待値がある
・こちらのHPが多く残っているより、相手に麻痺が入っている方が強い状況がある
・不意のかわらわりやサイコファング等により壁が壊される場合がある
性格:意地っ張り
実数値:171-194-99-×-120-133
努力値:4-252-0-0-0-252
特性:威嚇
持ち物:こだわりスカーフ
テラスタイプ:飛行
調整意図:S補正をかけなくてもスカーフ込で最速マニューラ等を抜ける
火力も出来るだけ欲しいのでASぶっぱ
技構成:たきのぼり/テラバースト/こおりのキバ/挑発
技構成に関して、たきのぼり/テラバーストまでは確定で@2を模索中です。テラスを切れない状況でも草タイプに対しての最低限の打点となるこおりのキバ、
114514試合に1回くらい役に立ちそうな挑発を現状採用しています。ひやみず、凍える風、アイアンヘッド、うずしお、電磁波、ドラゴンテール等も試す価値ありそうです。
ガチグマ(あきつき)
性格:ひかえめ
実数値:203-×-141-198-92-90
努力値:116-0-4-196-52-140
特性:しんがん
持ち物:とつげきチョッキ
テラスタイプ:ノーマル
調整意図:電磁波込で最速111族(イッカネズミ)抜き
火力、耐久も出来るだけ欲しい
技構成:ブラッドムーン/ハイパーボイス/だいちのちから/しんくうは
低い特防を補える、ガチグマミラーで強くなれるとつげきチョッキとしました。Sも多めに割いているので、今のところミラーは比較的有利に立ち回ることが出来ています。
技に関して、メインウェポン2、鋼と岩に通るだいちのちから、先制技のしんくうはで良さそうです。
テラスタイプは水や草弱点を等倍に抑えつつ、火力を補えるノーマルとしました。半減に抑えたいこともあるので、受けテラスのドラゴンや鋼等も一考です。
オーガポン(草)
性格:わんぱく
実数値:187-141-146-×-117-134
努力値:252-4-220-0-4-28
特性:負けん気
持ち物:ゴツゴツメット
テラスタイプ:草
調整意図:準速ギャラドス抜き
B方面を出来るだけ伸ばしたい
技構成:ツタこんぼう/このゆびとまれ/やどりぎのタネ/ニードルガード
キタカミというかパルデアの治安維持ポケモン。
ゴツゴツメットを持たせたいので草オーガポンとしました。イッカネズミのふくろだたきを吸うことが出来ます。テクニシャン+ネズミざんも分からせることが出来ます。
技構成に関して、ツタこんぼう/このゆびとまれ/ニードルガードは確定で、@1で悩みました。コノヨザル、ドドゲザンやてっぺき持ち(ミミズズ、ドータクン等)のような倒しにくいが、終盤までに削りを入れておきたい物理が多いのでやどりぎのタネが強いと確信しました。これによって詰め筋が増える・詰めが楽になるのがGood。
イダイトウ(オス)
性格:いじっぱり
実数値:195-180-86-×-95-130
努力値:0-252-4-0-0-252
特性:適応力
持ち物:気合いの襷
テラスタイプ:水
調整意図:火力も素早さも欲しい
雨パのエースとして採用されることが多いようですが、このポケモンの本質はお墓参り+アクアジェットの対面性能の高さであると考えています。
残数が少なくなったときの適応力お墓参りの火力がエグい為、電磁波でSを逆転して縛るというふうにゲームメイクがしやすいポケモンです。
テラスタイプはアクアジェットのリーチを伸ばせる水としています。ただ、襷の行動保障がある為、イダイトウでテラスを切ることはほぼありません。
性格:ひかえめ
実数値:177-×-146-156-126-120
努力値:212-0-4-172-4-116
特性:ぼうおん
持ち物:食べ残し
テラスタイプ:鋼
調整意図:S+1で最速イッカネズミ抜き
耐久をある程度伸ばしたい
のどスプレーだと火力がやや過剰で耐久が足りない、食べ残しだと火力が足りないので難しいところです。
技構成に関してもミラーに強くてBダウンのないりゅうのはどうとしましたが、汎用的にスケイルノイズの方が良さそうです。
フェアリーを殴れるラスターカノンを使っていましたが、鋼を殴れないのが弱くはどうだんとしました。
テラスタイプは、フェアリーノーマルドラゴン半減の鋼としました。
この枠だけしっくりきていません。
全盛期ジャラランガを知っているからこそ、弱いというか気迫が足りていないように感じてしまう()
相手のメタを乗り越えるパワーはないかな...
全盛期ジャラランガについて知りたい方はこちら↓
【S10逆さダブル最終4位10位】ガルジャラパチスイッチ - 決戦ディアルガは名曲
4.選出
スタン構築なので決まった選出はありませんが、特定の構築やポケモンにこれを選出すべきというのはあります。
・電磁波が刺さっている→オーロンゲ
・飛行の通りが良い→ギャラドス
・イッカコノヨ、ドドゲザン、てっぺき→オーガポン
・トリックルーム→ガチグマ、イダイトウ
・雨パなどの対面特化→イダイトウ
5.改善点
やはりジャラランガの枠でしょう。
相手にジャラランガの積みに対して、トリックルーム+くろいきりで切り返すことが出来るサマヨール、ヨノワール、シャンデラが候補に上がりました。
サマヨールは特性のおみとおしが優秀、鬼火でドドゲザンを誤魔化すことが出来る、耐久がとにかく高い点を評価して試してみましたが、イマイチでした。火力がないこと、サマヨール選出時に相手のガチグマが重くなってしまうことなど本構築との噛み合いが悪かったです。噛み合いが悪いだけで、サマヨール自体の可能性は感じました。
ジャラランガの積みに対しては他のアプローチの仕方がありそうです。
6.戦績
10/1 cobalt杯 5位
10/2 ピヨリリィ練習会 2位
7.最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
電磁波とやどりぎのタネの命中90だけ、目を瞑って構築しました。
最近は3〜4戦やって満足してしまうことが多く、昔のように1日に何十戦も試合をする気迫はありません。ただポケモン自体は変わらず好きなので(企業の体質に呆れることはありますが)、楽しむ程度に続けていこうかなと思います。