1.はじめに
こんにちは。DAIKIです。前回に引き続き、東北オフで優勝し、連覇達成することができました!本日使用した構築をVGC2018の集大成として、紹介させていただきます。
2.構築経緯
まずメガガルーラを使うことは決めていました。ガルコケコランドガエンレヒレツルギの2枚猫の積み構築を使うことを考えていましたが、自分のセンスがないのもあって上手く扱えませんでした。もしこれを使うなら次のような構成にする予定でした。
@メガ石
ASベース恩返し猫だまし冷凍パンチ手助け
@電気Z
hcsベース10万ボルトマジカルシャイン瞑想守る
@ビビり玉
CS大地の力めざ氷瞑想守る
@チョッキ
Hadフレアドライブ叩き落とす猫だましとんぼ返り
@ピンチベリーor食べ残し
HCs濁流ムーンフォース瞑想守る
@ピンチベリー
HDリーフブレード聖なる剣身代わりみきり
次にCHALKレヒレのバレルをツルギにしたものに目をつけました。ジェネオフで最速レヒレにボコられたことを思い出し、重い腰を上げて速いレヒレを使おうと決めました。何か面白いこと出来ないかなと考えた結果、威張るレヒレが面白そうだと前日に閃きました。オフとは言え命中85%技を多用するのはかなりの上振れが必要で、今まで使用に躊躇していたのです。ランドロスにZを持たせたい兼ね合いもあり、思い付いたのが「こうかくレンズ」
3.個別解説
性格:意地っ張り
実数値:185-187-121-×-130-145
努力値:36-196-4-×-76-196
特性:肝っ玉→親子愛
持ち物:ガルーラナイト
技:恩返し/猫騙し/不意打ち/守る
H:6n-1
A:11n
HB:A216ランドロスの馬鹿力を25%を切って耐え
HD:余り。できるだけ振りたい。
S:準速ランドロス+2
スカーフでないランドロスは準速以下、準速ランド抜きくらいのSラインのポケモンが環境に多いと感じたのでこのような配分。努力値がカツカツすぎる()コケコの電気Zを確定で耐えるくらいの耐久が欲しいです。
特性はゲンガーミミッキュギルガルドあたりのゴーストに猫を打ちたいことが多いのと、ガルーラより速い猫騙しがほぼいないので肝っ玉。
技構成は格闘技を切って、最も汎用性が高い技4つ。格闘技はバンギ、キザン、ヒードランあたりに打ちたいところですがカミツルギで格闘打点が補える、ランドレヒレドランでも十分打点が足りてると感じたのと、ガルーラスタンに刺さっているかと言われると怪しいポケモンで選出されないだろうということで切ってもあまり問題はないと判断しました。採用するならドレインパンチが強そうです。
ランドロス(霊獣)
性格:意地っ張り
実数値:185-198-111-×-102-138
努力値:140-116-4-×-12-212
特性:威嚇
持ち物:地面Z
A:11n
HD:C139クレセリアの凍える風を28.5%を切って2耐え
C211リザードンYの晴れ火炎放射を6.2%を切って耐え
火力耐久Sどれも欲しい欲張り配分です。環境的に陽気の方がいい気がしなくもない。
持ち物は凍える風クレセリアとシナジーがあるのと、対ゲンガエン構築に刺さる地面Z。
技構成について岩技は岩雪崩や岩石封じなどと選択。(撃ち落とすもワンチャン?)ストーンエッジはサンダーを大きく削ることができる、耐久振りのリザードンを威嚇込みでもいい乱数で落とせることを評価して採用しました。身代わりが欲しいのですが、切る技がありませんでした。蜻蛉切りも試してみる価値あるかも。
性格:控えめ
実数値:214-×-140-139-150-119
努力値:148-×-0-252-0-108
特性:浮遊
持ち物:マゴのみ
技:サイコキネシス/凍える風/めざめるパワー(炎)/守る
S:凍える風1回入れた後にメガメタグロスなどの110族抜き
サイコキネシスはサイコショックと選択ですが、火力があって追加効果のある方をチョイス。この構築において重要な技である凍える風。カミツルギは特に、メタグロスにも多少の削りが期待できるめざ炎。そして最後に守る。この守るという技が重要でガオガエンに対して不利対面のときに、守るで対面操作できるというのが偉いです。入れないよりかはガオガエン入りに選出し易くなります。サイドチェンジや手助け、トリックルームを入れるスペースはありませんでした。
性格:控えめ
実数値:198-×-126-200-127-97
努力値:252-×-0-252-4-0
特性:貰い火
持ち物:シュカのみ
技:熱風/大地の力/めざめるパワー(氷)/守る
HD:C147コケコのフィールド10万ボルトZ確定耐え
選出するかどうか難しいポケモンです。
持ち物はメガメタグロスやZではないランドロスに突っ張れるシュカのみですが、ヨプのみ、ピンチベリー、命の玉、各種Z、スカーフなど選択肢が多く、最後まで何がベストなのかわかりませんでした。
H振りでHP満タンのヒードランはC167ジャラランガの気合球を余裕で耐えると思ってたのですが、50%の乱数らしいです。命中率を考慮すれば、35%。(急所も考慮すればもうほんのちょっと高いけどネ)2連守る成功~催眠かわしくらいだから、気合でなんとかなるだろうと思っていたのですが、決勝トナメ2戦目で少し削りを入れられてから打たれて命中しだいぶ不利になったので実際打たれると困りますね(笑)もうすこし何か考えた方がよさそうです。
熱風大地守るは確定として、最後の1枠はボーマンダを意識してめざ氷としました。ボーマンダがめざ氷なしでもなんとかなるのであれば自然の力、ラスターカノン、火炎放射、身代わり、毒毒などが選択肢となりそうです。身代わりはピンチベリーとのシナジーが良かったです。
性格:臆病
実数値:146-×-135-147-150-150
努力値:4-×-0-252-0-252
特性:ミストメイカー
持ち物:広角レンズ
技:濁流/ムーンフォース/威張る/守る
思い付きで採用したら想像より強かったポケモン。Hに振ったレヒレ信者だったので今まで使ってませんでしたが、なぜ今まで使わなかったんだろうという使用感です。
持ち物は命中85%を93.5%までに上げる広角レンズ(笑)両方に当てる確率が72.25%→87.4225%、少なくとも片方にヒットする確率が97.75%→99.5775%となり、合法的に濁流を連打できます。命中ダウンさせる期待値も上がりますね。(面倒だから誰か代わりに計算して)火力自体は塩っぱいのでガルーラツルギに威張るか、積極的に命中ダウンを狙う立ち回りとなります。豪運の持ち主なら、気合いの襷、命の珠、水Zなどでも持たせた方が強いです()
ガルーラに威張ってかなり強かったので、耐久メタグロスが相方でも強そうです。
性格:意地っ張り
実数値:153-221-151-×-82-144
努力値:148-0-0-×-244-116
特性:ビーストブースト
持ち物:突撃チョッキ
技:リーフブレード/スマートホーン/聖なるツルギ/叩き落とす
HD:C145サンダーのダブルダメージ熱風確定耐え
C172までの不一致めざ炎確定耐え
S:準速ランドロス抜き
この枠は直前までモロバレルと迷いました。グロウパンチが使えないルールでモロバレルだと、ガオガエンに対しての打点が足りなくなることを懸念してカミツルギとしましたが、ゲンガエンジャラブルルに何回か当たったのでモロバレルで良かった感はあります()
カプ・ブルルやサーナイトに対しての鋼打点が欲しいけど、技スペースが足りない。持ち物はそんな悩みを合法的に解決できる突撃チョッキ。
技構成についてはこれでいいと思います。ハサミギロチンを入れるスペースはないはず()
4.選出
基本選出その1
先発:+
後発:+@1
中低速気味の構築に対しての選出です。例えばサナガエン構築に対して、サンダーが初手に選出されず、先発サナ+ガエンを予想したとき。猫でどちらを止めながら、ガルーラに威張ります。ガエン引きを考慮して猫を打たずに威張る恩返しで殴った方がいい盤面もあります。
基本選出その2
先発:+or
後発:or+@1
S操作が必要であったり、ランドロスやボーマンダの後投げを牽制したいとき、相手の先発にサンダーが出されると予想したときの選出です。
対ゲンガエン
先発:+
後発:+
地面Zランドがぶっ刺さります。ヒードランでブルルの後投げを許さないようにしながら、地面Zで守ったゲンガーを貫通しましょう。モロバレルがいればもっと楽です。
対雨パ
先発:+
後発:@2
対ルンパ+ペリorトノ意識の先発です。ルンパが猫を打ってきそうならリーフブレード恩返しをルンパに集中、いきなり水Zをガルーラに打ってきそうならリーフブレードと猫だましをルンパに集中します。不毛すぎる択ゲーです。リーフブレードは確定で耐えられる、恩返しも耐えられることがありますが、不意打ちで縛れるのでそこまで問題はありません。
@2の選出が難しいのですが、クレセがめざ炎を持っていてナットハッサムを削ることができる分選出しやすいので、クレセランドが無難なのかなと思います。
5.最後に
私が東北オフで連覇できたのは、運が良かったというのは間違いありません。決勝でもプレイングミスを2つしていますし、運に助けられてます。後ほどYoutubeにアップされると思うので探してみてください。
来年の4月から就職で今住んでいるところよりも仙台から遠い地元に戻るのですが、都合が合えば、また参加させていただきたいと思いました。やや長い時間のドライブも好きな音楽を聴きながらなら楽しそうです。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!ではでは~
6.追記
決勝の試合をぼく視点で解説します。
予選で負けてわかっていたことは、
・S順がこっちのレヒレ>ガルーラ>メタグロス>相手のレヒレであること。
・メタグロスはおそらく私がJCSネット予選で使った配分
【PJCS予選16勝2敗最終1722】コケコグロスアシレーヌ - 決戦ディアルガは名曲
とかなり似ていて、技がアイへ冷パン地団駄守るであること。
・レヒレは控えめCSベースで濁流ムンフォ瞑想守る
・サンダーは最速ミストシードで10万羽休め追い風@1
・ガオガエンはおそらく突撃チョッキでなくピンチベリー。
1ターン目:
はい。完全にプレイングミスです。上で述べたS順でレヒレがCSできのみでなく水Zであるため、ガルーラは猫を打つ必要はありませんでした。
③ガルーラを守らせて濁流
以外あり得ません。予選では②を選択したところ、両動かしでガルーラに水Zを打たれました。
2ターン目:
レヒレ集中はないと判断し、ガルーラ守るレヒレ濁流。しかし、ガルーラが吠えられる。実は前レートで対戦したときに吠えられたので頭の片隅にあったのですが、メタ読みは好きじゃないのでしませんでした。でもガルーラはグロスに不意打ち、レヒレ濁流が正解だった感はあります。
持ち物は 広角レンズですが、グロスに当たらなかったので心が折れかける。
3ターン目:
+1ガルーラが吠えられてクレセが出てきたのでこご風で常に上を取らせながら、濁流で雑に削って裏のガルランドで〆るプランに変更。凍える風濁流。
4ターン目:
引き続き凍える風濁流。なんとD+1サンダーに濁流がクリティカルヒット。運が傾きかけます。サンダーを仕事させずに処理。こちらのレヒレも倒れますが、グロスを裏のポケモンで縛っている状態。すごくいい盤面が作れます。
5ターン目:
ランドロスはレヒレに倒されてもいいので、メタグロス側に地面Zが割と安定する盤面です。守られても貫通できる、交換されたらガエン処理できる。レヒレは地面Zケアで守り、ガオガエン処理。
6ターン目:
クレセはこご風で良くて、ランドロスを守らせるかどうかの盤面です。クレセ側にアイへ濁流集中されて役割を果たせないのが一番マズイので、捨て気味にランドを動かしてリスク分散が丸そうでした。
7ターン目:
1ターン目ほどではありませんが、プレイングミスのターン。猫騙しめざ炎でグロスは落とせると思っていたのと、ガルーラはレヒレのムーンフォース耐えるのは確信していました。ガルーラの不意打ちもほぼ透けていてグロス2連守るのターンでしたので、ガルーラはレヒレを殴るのが正解でしたね。グロス2連守る成功からの濁流で命中下げられるのが一番マズイパターンだったので。
8ターン目:
ここまで振り返ってプレイングミスを完全に無くすのって難しいと感じました。ではでは〜。